ピザの注文を虚偽に行い宅配ピザ店の業務を妨害したとして、山形署は1日、山形市上桜田、同市教育委員会スポーツ保健課指導主事中川潤二容疑者(45)を偽計業務妨害の容疑で逮捕した。
発表によると、中川容疑者は8月13、14の両日、山形市内の宅配ピザ店2店に対し、知人の山形市内の40歳代の男性会社員を名乗り、計4枚、1万1500円相当のピザを虚偽に注文し、男性宅に配達させ、業務を妨害した疑い。
中川容疑者は調べに対し「男性と対人関係のもつれを抱えており、ねたみがあった」などと供述している。
男性は昨年11月以降、無言電話や車の鍵穴に接着剤を詰められるなどいずれも数回の被害があったといい、同署は関連を調べている。
同課によると、中川容疑者は1988年から保健体育の教員として市立蔵王第一中、事務職として県教育庁村山教育事務所などに勤務。
2008年4月から同課に異動し、教員を相手に保健体育を指導するなどしていた。31日から2日まで夏季休暇をとっていた。
山形市の後藤恒裕教育長は「極めて遺憾。事実関係が明らかになった時点で厳正に対処する」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090901-OYT1T01277.htm