愛らしいデザインで人気のある小型輸入車「ミニ」の誕生五十周年を記念した走行会が七日東京であり、愛好家らが運転する色とりどりの三十二台が丸の内から出発、銀座などを軽快に走り抜けた。
参加した中で最も古いモデルだったのは一九六三年式の「オースチン ミニ カントリーマン」。所有者の茨城県牛久市の会社員、
ミニは、スエズ動乱(第二次中東戦争)による原油価格高騰を背景に、大人四人が乗れる低燃費の乗用車として五九年八月に英国で生まれ、独特のスタイルでファンを増やしてきた。
BMWグループが製造している現行モデルも誕生当時の外観を継承。販売価格は二百万円台が中心だが二〇〇八年は世界で前年比4・3%増の二十三万二千四百二十五台を販売した。走行会はBMWグループの日本法人、ビー・エム・ダブリュー(東京)が主催した。
【写真説明】誕生50周年を記念し、東京・銀座4丁目の交差点を走行する「ミニ」=7日午後