米航空宇宙局(NASA)は6日夜(日本時間7日午後)、太陽系の外で地球に似た惑星を探す探査機「ケプラー」を、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げた。
直径約140センチの主鏡を備え、地球を回る軌道よりも遠くに行く宇宙望遠鏡としては最大。太陽を回る軌道に投入され、打ち上げの約2か月後から、3年半にわたって観測する計画だ。
太陽系外の惑星はこれまでに300個以上が見つかっているが、ほとんどが木星のような巨大ガス惑星。岩石でできていて、地球程度の大きさで、液体の水が存在できる惑星は見つかっていない。ケプラーでは、惑星が前を横切ると恒星がわずかに暗く見える現象を利用し、生命が存在できる条件を満たす惑星がどの程度あるのかを検証する。
NASAの科学者は「地球と同じ世界がほかにあるのかどうかという古来の疑問に答えが出る」と期待している。
(2009年3月7日14時02分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090307-OHT1T00169.htm