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2009年03月07日(土) 06時02分

小嶋被告は2審も有罪…耐震強度偽装事件スポーツ報知

 耐震強度偽装事件で安全性が確認されていないマンションを販売したとして、約4億円の詐欺罪に問われたマンション販売会社ヒューザーの元社長・小嶋進被告(55)の控訴審判決で、東京高裁は6日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)とした1審判決を支持、検察、弁護側双方の控訴を棄却した。

 門野博裁判長は「購入者の信頼を裏切り、無責任きわまりないが、積極的に詐取しようとしたものではなく、耐震偽装の被害者との立場も否定できない」とした。

 目をつぶって判決文を聞いた小嶋被告は「裁判所は(証拠について)とても無理のある解釈をした」として即上告。安田好弘弁護士によると、最近はビル清掃で生計を立てているという。

(2009年3月7日06時02分  スポーツ報知)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090307-OHT1T00066.htm