【ワシントン5日共同】米抵当銀行協会は5日、昨年12月末時点の住宅ローンの延滞率(季節調整後)が9月末に比べ0・89ポイント増の7・88%に上昇、過去最悪になったと発表した。同協会は雇用悪化と所得減少が主な要因と説明した。
内訳は、サブプライムローンが1・85ポイント増の21・88%と高水準となり、信用力の高い人向けのプライムローンも5・06%と0・72ポイント増加した。
住宅差し押さえ手続き中のローン比率も3・3%と0・33ポイント上昇し過去最悪に。延滞率と合わせ、住宅ローンの11・18%が契約通り利払いが行われていない計算になる。昨年10−12月期に新たに差し押さえ手続きに入った割合は1・08%と前期比0・01ポイント増だった。