【ニューヨーク5日共同】5日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)の経営不安で売り注文が加速し急落、一時6700ドルを割り込んだ。取引時間中としてほぼ12年ぶりの安値水準。年初来安値を更新し、下落幅は220ドルを超えた。
午前11時10分現在は前日比163・20ドル安の6712・64ドルをつけた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は30・28ポイント安の1323・46。
GMが朝方公表した年次報告書で、事業の継続性に疑義を表明したことをきっかけに幅広い銘柄が売られた。米企業の業績悪化に対する不安があらためて意識され、徐々に下落基調を深めた。