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2009年03月06日(金) 18時28分

中国「近い将来に空母」 海軍幹部が言明東京新聞

 【北京6日共同】中国で開会中の全国政治協商会議に参加している中国海軍航空兵部の馬国超副政治委員(少将)は5日、国産航空母艦の建造について「タイムテーブルは言いにくいが、明確に言えるのは遠くない将来、中国人は自国の空母を見ることができるということだ」と語り、建造着手が近いことを示唆した。国営通信、新華社(電子版)が6日、香港紙文匯報の報道を引用する形で伝えた。

 中国国防省の報道官が昨年12月に「(建造を)真剣に研究している」と言明するなど、このところ空母建造へ向けた前向きな発言が中国側から相次いでいるが、これほど踏み込んだ発言は珍しい。

 趙国鈞海軍中将も「遅かれ早かれ造る」と述べ、「中国には強大な海軍の建設が必要だ」と指摘した。

 中国の技術力だけでは困難との指摘もあるが、馬少将は「中国には製造技術が既にある」と断言。軍のシンクタンク、中国軍事科学院の鄭申☆・前院長も「(技術力に)問題はない」との認識を示した。

(注)☆は人ベンに峡の旧字体のツクリ

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030601000877.html