【ジュネーブ6日共同】国会議員間の国際交流を手掛ける列国議会同盟(IPU)は5日、世界の女性国会議員の数が2月末時点で8094人、全議席に占める割合が約18%と過去最高になったとする年次報告を発表した。
アフリカや中南米諸国を中心に、新たな女性議員の当選が相次いだことなどが主な要因。1995年時点との比較で女性議員数は6割増加、比率は7ポイント増えた。日本は104位で主要先進国の中では最低水準。
1院制の国も含めて比べるため上院(日本は参院)を除いて集計した国別順位では、昨年の下院選で世界で初めて女性議員が過半数を占めたルワンダが56%と断トツ。2位がスウェーデン(47%)、3位がキューバ(43%)と続いた。
日本は9・4%の104位で、前年と同順位。他の主要国ではドイツ(18位、32%)、カナダ(46位、22%)などが比較的上位につけ、米国は17%の71位だった。