今月に役員を改選する日本オリンピック委員会(JOC)の次期理事候補に、加盟競技団体からの選出枠で日本陸連の沢木啓祐専務理事が瀬古利彦理事に代わって新理事候補として推薦されたことが6日、分かった。
1968年メキシコ、72年ミュンヘン両五輪代表の沢木専務理事は中長距離で活躍した元名選手で日本陸連強化委員長などを歴任した。競技団体の理事候補者は10日の理事、監事候補者選考委員会で選ばれるが、陸上と水泳は必ず1人ずつ「特例」で割り当てられることに決まっている。水泳は青木剛理事が推薦され、再任される見通し。
このほか、日本体操協会は月面宙返りで知られる五輪金メダリストの塚原光男副会長を標的・採点競技枠での理事候補に推薦している。