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2009年03月06日(金) 18時59分

「3時間切りたい」と抱負 高橋尚子さんが会見東京新聞

 昨年10月に引退したシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんが6日、一般参加する名古屋国際女子マラソン(8日・名古屋市瑞穂陸上競技場発着)に向けて名古屋市内のホテルで記者会見し「自分の中では3時間を切りたい。最後まで走りきって笑顔で終わりたい」と語った。

 1月から本格的に練習を開始。練習量は現役時代と比べ3分の1程度と少ないが、これまでに40キロを2回走ったという。第一線の競技者としての緊張感から解放され「うれしくもあるが不思議な気持ち」と話した。過去に2度優勝した思い出のある大会を、今回は応援してくれた人々への感謝の思いを込めて走る。

 ただ「あと3カ月あったら先頭集団と争える力がついていた」とも。高橋さんは「バーンと(号砲が)鳴ってスタートしたら現役の気持ちを思い出してしまうかも。5キロ、10キロをいかに自重できるかを目標にしたい」と苦笑した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030601000867.html