記事登録
2009年03月06日(金) 17時28分

ボクシング粟生、雪辱に意欲満々 タイトル戦向け公開練習東京新聞

 世界ボクシング評議会(WBC)フェザー級タイトルマッチ(12日・東京後楽園ホール)で王者オスカー・ラリオス(メキシコ)に再挑戦する粟生隆寛(帝拳)が6日、東京都内の所属ジムで練習を公開し「今回はリベンジ。明確に勝ちたい。(KOを)もちろん狙っていく」と雪辱への意欲をみなぎらせた。

 昨年10月の対戦では4回にダウンを奪いながら、足を使って逃げに入った経験豊富な相手を捕らえきれず、1−2の判定負け。その反省から「追いながら合わせるパンチなど、相手がどう出ても対処する準備をしてきた」と攻撃力を重点的に磨いてきた。

 この日の2回のスパーリングは軽く流したが、続くミット打ちで突進しながら迫力あるパンチを繰り出すなど、成果の一端を見せた。

 前回はプロ18戦目での初黒星で「あの気持ちはもう味わいたくない」と思ったという。周囲の王座奪取への期待も高まっており「絶対に取る」と気合を入れた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030601000722.html