強制退去処分を受けた日本生まれのフィリピン人、カルデロン・のり子さん(13)ら家族3人=埼玉県蕨市=が在留特別許可を求めている問題で、森英介法相は6日の記者会見で「両親が(退去後に)子どもさんに会いたいのであれば、上陸特別許可を出すこともやぶさかでない」と述べた。
森法相は、のり子さんだけなら在留特別許可を出す方針をすでに表明している。両親が強制退去となれば、原則5年間は再入国できないが、森法相はこの間にも短期の再入国を認める意向を明らかにした。
森法相は、のり子さんの伯母ら親族が埼玉県などに住んでいることにも言及し、日本に身寄りがあることも強調した。