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2009年03月06日(金) 14時00分

兵庫県たつの市、給付金支給 和歌山・飛び地の村も東京新聞

 兵庫県たつの市は6日、市としては全国で最も早く定額給付金の支給を始めた。奈良県と三重県の山あいにある全国唯一の飛び地の村、和歌山県北山村も支給を始め、奥田貢村長らが各世帯を訪問、村民に手渡した。

 たつの市は、関連の補正予算案を専決処分するなど準備を早くから進め、3日に申請書を市民に発送。手続きが済んだ市立養護老人ホームの45人については、5日に振込先を銀行に通知した。銀行は6日に各口座に振り込みを始めた。

 北山村は現金自動預払機(ATM)が郵便局の1台しかなく、村によると、村民約500人の大半が現金支給を希望。しかし高齢者が多く、役場の窓口に足を運んでもらうのが大変なこともあり、村民宅に直接届けることにしたという。6日の支給対象はうち約70人。

 北山村の給付金支給第1号となった下山愛子さん(65)は「息子の分と合わせ3万2000円。とってもうれしく、ありがたい。テレビの買い替えの足しにしたい」と笑顔で話した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030601000348.html