6日の東京外国為替市場は、円相場が大幅反発し、一時1ドル=97円台前半で取引された。円は対ユーロでも大幅に上昇した。
午後5時現在は、前日比2円25銭円高ドル安の1ドル=97円35−37銭。ユーロは2円02銭円高ユーロ安の1ユーロ=123円58−62銭。
米欧景気の先行き不安から朝方から円は、ドルやユーロに対して上昇して1ドル=98円台で推移。夕方に入ると、米景気指標が大幅に悪化するとの観測が出て、ドルが売られ、円は一時97円21銭まで上昇した。
市場関係者は「日本の政局不安が続いていることなどで、円売りが再燃する可能性もある」(信託銀行)と、一方的な円高に進まない可能性があると指摘していた。