6日の東京株式市場は、欧米の金融危機が深刻になり世界景気が一段と悪化するとの懸念から、主力株中心に幅広い業種の銘柄が売られた。日経平均株価(225種)の終値は、前日比260円39銭安の7173円10銭と大幅反落し、2008年10月27日のバブル崩壊後の最安値7162円90銭にほぼ並んだ。
全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)も20・16ポイント安の721・39と、今月3日に付けたバブル後安値を更新。1983年12月24日以来、約25年ぶりの安値水準となった。出来高は約20億5100万株。
米国の大手銀行や自動車メーカーの経営不安で前日の米国株式が急落した流れを受け、朝方から銀行、自動車、電機などの主力株が大きく値下がりした。外国為替市場の円安一服も売り材料となった。
午後も、アジアの主要株式市場が下落したことや、日本時間の6日深夜に発表される2月の米雇用統計が悪化するとの見方から、平均株価は7200円を挟んで推移した。