5日の東京株式市場は、中国の全国人民代表大会(全人代)開幕で同国の大型景気刺激策への期待が高まったことや、外国為替市場の円安を好感した買い注文が広がった。日経平均株価(225種)の終値は、前日比142円53銭高の7433円49銭と続伸した。全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)も9・51ポイント高の741・55。出来高は約23億8100万株。
前日の欧米の主要株式市場が上昇したことを受け、朝方から電機、鉄鋼、機械といった主力株が幅広く買われた。平均株価は、午前に一時、7532円まで上昇し、取引時間中としては約1週間ぶりに7500円を回復した。
午後は、アジアの株式市場の一角が下落したことや、景気不安などを背景に戻り待ちの売りが出たため、上昇幅を縮小した。