関西汽船は5日までに、ダイヤモンドフェリーと共同運航しているフェリー「さんふらわあ」の阪神・四国・九州を結ぶ航路で、神戸港(神戸市)と今治港(愛媛県今治市)への寄港を6月1日から取りやめることを決めた。
これにより同航路は大阪南港−松山港(松山市)−大分港(大分市)となる。大阪南港−別府港(大分県別府市)、神戸港−大分港の直航便は運航を続ける。
寄港取りやめにより運航時間は片道約2時間半から3時間15分短縮される。時間短縮で高速道路などの料金引き下げによる利用者離れを食い止める狙いがある。景気後退を受けて乗客や貨物取扱量が減少する中、入港料などの経費を減らす効果も期待できるという。
関西汽船によると、現在は下り便の大分港到着が午後零時すぎと遅く、不便に感じる利用客が多かった。新ダイヤでは午前10時40分に早まる。