【ニューヨーク4日共同】4日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は米経済に対する不安がやや後退、6営業日ぶりに大幅反発し、前日比149・82ドル高の6875・84ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は、32・73ポイント高の1353・74。
前日までの値下がりの反動で朝方から買いが先行。米政府が借り手支援の住宅対策の詳細を発表したことで幅広い銘柄に買い注文が広がった。一時250ドル以上値上がりした。
午後になって連邦準備制度理事会(FRB)が地区連銀景況報告(ベージュブック)で景気の一段の悪化を指摘。それが響いて上昇幅を圧縮した。
値上がりした銘柄が多い中で、金融部門の業績悪化懸念から電機・金融大手ゼネラル・エレクトリック(GE)が売りを浴び、一時は1991年以来の安値まで下げる場面もあった。