【ニューヨーク4日共同】4日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は続伸し、指標となる米国産標準油種(WTI)4月渡しは、前日比3・73ドル高の1バレル=45・38ドルで取引を終えた。終値として1月下旬以来の高値となった。
米経済の先行き懸念が株価の上昇で後退、エネルギー需要の回復期待から買いが優勢に。同日発表となった米原油在庫が減少したことを受け、一段高となった。
米エネルギーアナリストは「足元の経済情勢は依然厳しい状況。原油価格の本格的な底入れには、まだ時間がかかるのではないか」としている。