【ワシントン4日共同】米政府は4日、住宅ローンの返済が困難になっている最大900万世帯の借り手を支援する対策の詳細を発表した。借り手に有利な融資条件への変更に応じた業者に1000ドル(約10万円)の奨励金を支払う措置を盛り込み、政府と金融機関が借り手の返済額削減と差し押さえ防止に共同で取り組む。
支援対象は今年1月1日以前に実施された住宅ローンが対象で、融資上限は72万9750ドルとした。
対策は、300万−400万世帯を対象とした差し押さえ回避策や、400万−500万世帯を対象とした30年固定の低利ローンへの借り換え支援などが柱となる。