【ワシントン4日共同】米航空宇宙局(NASA)は4日、若田光一さんが搭乗するスペースシャトル「ディスカバリー」の打ち上げを、米東部時間11日午後9時20分(日本時間12日午前10時20分)に仮設定すると発表した。
6日に開く飛行準備審査会で正式に決める。延期の原因となっていた燃料弁の安全性確認に一応のめどが立ったため、米時間12日の打ち上げ予定を1日繰り上げた。
若田さんら乗員も、11日の打ち上げを前提に4日午後、訓練拠点であるテキサス州のNASAジョンソン宇宙センターで、感染を避けるための隔離状態に入った。
ディスカバリーには米国人船長ら7人が搭乗し、国際宇宙ステーションに、4組目で最後となる大型太陽電池パネルを搬送、設置する。若田さんはステーションに残り、5月に飛行予定のシャトル「エンデバー」で帰還するまで、日本人初の宇宙長期滞在に挑戦する。