16の国・地域で野球の世界一を争う第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が5日、東京ドームで開幕し、1次ラウンドA組で初代王者の日本が中国を4−0で下した。日本は6日に行われる韓国−台湾の勝者と7日に対戦し、勝てばA組2位以上が確定、米国での2次ラウンドに進出する。
日本は3回に村田(横浜)の2ランなどで3点を先制した。先発のダルビッシュ(日本ハム)は4回を無安打無失点と好投。涌井(西武)藤川(阪神)ら2番手以降の投手も得点を許さず、逃げ切った。
1次ラウンドのほかの3組はC、D組が7日(日本時間8日)B組が8日(同9日)から始まる。
日本・原辰徳監督の話 投手陣、特にダルビッシュがすきを与えず、頼もしく見えた。攻撃に関しては、中国の投手が非常に良かった。多少硬さがあり、これが国際試合なのだと思う。もう少し点が入っていないといけないと思うが、私を含めチーム全体が身も心も引き締まった状態で戦える。
中国・コリンズ監督の話 中国の投手は良くやった。5安打に抑えたこと自体、かなり善戦したと思っている。攻撃は2安打した回もあって惜しいところまでいったが、あと1本が出なかった。普段通りの力は出せ、今後につながる試合はできた。