東京、神戸で12日に同日開催される世界ボクシング評議会(WBC)2階級のタイトルマッチで粟生隆寛(帝拳)との再戦に臨むフェザー級王者のオスカー・ラリオス(メキシコ)が5日、東京都内の帝拳ジムで練習を公開し「状態はいい。明らかな形で勝ちたい」と圧勝での防衛に意欲を示した。
昨年10月にも粟生の挑戦を受け、判定で退けたものの4回には右フックでダウンを喫した。この日のフライ級メキシコ王者との3回のスパーリングでは減量の影響からか動きは重かったが、粟生のスピードある動きを想定。足を使って打ち合う場面が目立ったチャンピオンは「前回と同じパンチをもらわないようにしたい」と細心の注意で乗り切る構えだった。