世界文化遺産の国宝・姫路城(兵庫県姫路市)「西の丸」の建物で、人名や相合い傘などを刻んだ落書きが100個以上見つかっていたことが4日、分かった。
城を管理する姫路市によると、落書きがあったのは西の丸の「百間廊下」と呼ばれる長さ約250メートルの建物。昨年、柱や壁、木製の雨戸などに「吉夫」「かおる☆めぐみ」などの文字や相合い傘が確認された。判読不能のものも多いという。
建物は一般公開されており、付近に監視カメラがあるが、落書きは死角になった場所に集中しているという。
今年1月、天守閣でも柱に人名を彫った落書きが判明。姫路市は文化庁とも協議しながら、専門家に調査を依頼するなどして修繕方法を検討するとしている。
西の丸は江戸幕府の2代将軍徳川秀忠の娘・千姫が暮らしたことで知られる。
(2009年3月5日06時01分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090305-OHT1T00056.htm