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2009年03月05日(木) 23時29分

偽証の疑いで元歯科医を立件へ 大阪地検、羽賀被告の無罪導く東京新聞

 未公開株の譲渡をめぐり3億7000万円の詐欺と恐喝未遂罪に問われたタレント羽賀研二(本名・当真美喜男被告(47)の公判で、被告側証人として証言した元歯科医を、大阪地検が近く偽証の疑いで立件する方針を固めたことが5日、分かった。

 公判では、被害者とされる羽賀被告の知人男性が、株の元値を知った上で高値で買い取ったかどうかが最大の争点だったが、元歯科医は「知っていた」と証言。大阪地裁は昨年11月、これを重視し、羽賀被告を無罪とした。

 1審公判で被告側は、元歯科医は羽賀被告とカフェレストランで知り合い、1度歯の治療をした程度の間柄なので証言の信用性は高いと主張。しかし、捜査関係者によると、地検の任意の事情聴取で、羽賀被告と親しい関係にあることが判明し、男性とのやりとりなどに関して説明があいまいだという。地検はことし1月、関東地方の元歯科医宅を家宅捜索した。

 羽賀被告は、2001年に医療コンサルタント会社の未公開株購入を手配するよう男性に依頼された際、実際の3倍の価格を説明し、代金と手数料を詐取したなどとして、07年に起訴された。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030501001049.html