ノーリツは5日、屋内設置型の強制給排気式「ガスふろ給湯器」の一部で、内部に穴が開いて排出ガスが屋内に漏れる恐れがあるとして、全国に販売した6305台を対象に、無料で点検、修理すると発表した。
対象は1993年2月から97年11月の間に製造、販売した製品。ノーリツブランドの製品と、ノーリツがOEM(相手先ブランドによる生産)供給し、北海道ガス、日立化成工業(現在は日立ハウステックが同分野を事業継承)の両ブランドで販売した合計5機種。
人的被害は出ていないが、放置すると、一酸化炭素が発生する恐れもあるという。ガス燃焼の際の空気量が少ないために結露が生じやすく、アルミメッキ鋼板製の部品が腐食したことが原因とみられる。
対象の機種名は、ノーリツブランドがGT−165W−FFA、GT−165AW−FFA、GT−165AWX−FFA。北海道ガスブランドがKNR−671FF、日立化成工業ブランドがWZ−162AT−FF。
問い合わせはノーリツのフリーダイヤル(0120)462220。