兵庫県姫路市の遊園地「姫路セントラルパーク」で高所作業車が転倒し2人が死亡した事故で、作業車が傾斜のある場所でアームを伸ばし、バランスを崩して転倒した可能性があることが5日、同パークの話で分かった。
また姫路署の調べで、死亡したのはいずれも「勝田塗装」(札幌市)の従業員で、同市北区の穴田洋さん(46)と同市豊平区の高橋幸造さん(52)と判明。同署は業務上過失致死容疑で調べている。
作業車はアームを伸ばした状態で転倒。同パークによると、現場付近は緩やかな傾斜面で、走行用ベルトが傾斜の途中で止まった跡が残っていた。
作業車の製造元によると、取扱説明書には「軟弱地や凹凸のある路面では、走行や作業を行わないでください」と明記しており、車体の傾斜が3度を越えると警報が鳴る仕組みという。