今年1月に日本国内で自殺した人は男性1894人、女性751人の計2645人だったことが5日、警察庁のまとめで分かった。同庁が月別自殺者数を速報するのは初めて。
警察庁はこれまで月別データをまとめておらず前年同期の数は不明だが、厚生労働省の人口動態統計月報によると、2305人だった。
まとめによると、都道府県別では、東京が255人で最も多く、次いで大阪159人、埼玉155人の順。最も少なかったのは鳥取で14人だった。
同庁の自殺統計公表はこれまで年1回だったが、急速な景気悪化で自殺者が急増する恐れもあり、関係省庁や民間団体が実態を早期に把握できるよう、月別データを速報することにした。