日本テレビの報道番組「真相報道バンキシャ!」が虚偽の証言に基づいて岐阜県の裏金問題を報じた問題で、同社の足立久男報道局長ら幹部職員が2日、岐阜県庁を訪れ、古田肇知事に経緯を説明し、謝罪した。
古田知事は面談後、「今回の報道によって県民や国民は県に疑惑や不快感を抱き、県の受けたダメージは計り知れない。強い遺憾の意を伝え、反省と対策を求めた」と述べた。
足立局長は「取材の最後の詰めが甘かった。(問題が)今後二度と起こらないよう脇を締めて取り組みたい」と話した。週明けにも社内で関係者の処分が行われる見通しという。
日本テレビは昨年11月、建設業者の男の証言を基に、岐阜県で裏金づくりが行われていると同番組で報道。その後、男が虚偽証言だったことを認めたため、今月放送の番組内で経緯を説明し、陳謝した。
(2009年3月5日12時56分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090305-OHT1T00194.htm