東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)1号機の原子炉建屋で起きた火災について、経済産業省原子力安全・保安院は5日、東電を厳重注意し、原因を究明して再発防止策を速やかに報告するよう求めた。火災対策室長を派遣し、6日に立ち入り検査する。
新潟県も、安全管理の再徹底を申し入れた。
東電は新潟県中越沖地震後の点検、評価を終え、安全性が確認されたとして地元に7号機運転再開を申し入れている。同原発では火災が相次いでおり、会田洋柏崎市長は記者団に対し「(火災と運転再開は)事柄としては別だが、法令順守と防火徹底を指導してきた中での再発で極めて遺憾」と述べた。