東京都中央区の銀座眼科(溝口朝雄院長)で近視を矯正するレーシック手術を受けた患者が角膜炎などの感染症を発症した問題で、新たに4人の患者が入院したことが5日、中央区保健所の調べで分かった。保健所によると、うち2人は角膜移植が必要になる可能性もあるという。
当初入院していた2人のうち、失明の恐れがあるとされた19歳の女性は既に退院し、これで入院患者は5人となった。
また保健所は、感染症を発症した患者は67人と発表していたが、相談窓口には新たに5人から感染症を発症したとの連絡があった。
保健所は4日をめどに、溝口院長に再発防止策や患者への対応などについて報告するよう求めていたが、これまでに報告はないという。