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2009年03月05日(木) 13時28分

大阪の介護会社が6千万脱税容疑 経営者ら3人逮捕東京新聞

 介護サービス事業の人件費の架空計上で約6600万円を脱税したなどとして、大阪地検特捜部は5日、法人税法違反容疑で、大阪市浪速区の介護事業会社「ヒート」などグループ3社の実質経営者樋口和人容疑者(48)=浪速区=ら3人を逮捕した。

 特捜部によると、樋口容疑者は「将来何があるか分からず、表に出せない資金をためたかった」と供述。脱税した金を株購入資金にしていた。

 ほかに逮捕されたのはヒート社長田中文朗(48)=同市東成区、経理担当者賀集友子(63)=京都府木津川市=の両容疑者。特捜部は同日、大阪国税局と合同で同社など10カ所を家宅捜索した。

 樋口、賀集両容疑者の逮捕容疑は、共謀の上、2007年までの数年間で、退職した従業員ら100人以上の名前を使って架空の人件費を計上するなどし、3社の法人所得計約2億3100万円を隠し、法人税計約6600万円を脱税した疑い。田中容疑者は、このうちヒートの法人税約3000万円の脱税に関与した疑い。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030501000362.html