団塊世代の警察官の大量退職を補うため、千葉県警が臨時募集を行ったところ、約50人の採用枠に、富山県を除く46都道府県から1620人が応募、約32倍の高倍率となったことが5日、分かった。
昨年5月の定期採用(応募倍率約12倍)と9月の採用(同約15倍)を大きく上回っており、県警は「景気後退が大きく影響しているのではないか」と話している。
県警によると、臨時募集は2008年度の定期採用で約50人の欠員が出たことを受け2月に実施。応募者には内定を取り消された大学生や、自動車部品関連会社の従業員らも含まれている。筆記や面接試験を経て、7月上旬に採用が決まる。