5日午前8時57分ごろ、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)1号機の原子炉建屋内地下5階の「原子炉隔離時冷却系ポンプ室」で火災が発生し、煙が出た。
柏崎市消防本部などによると、作業員の男性(39)が顔に軽いやけどを負い、近くの病院に搬送された。同原発の消火班が約30分後に消火した。外部への放射性物質の漏えいはない。
作業に使う有機溶剤が燃えたとみられ、市消防本部などが詳しい原因を調べている。
東電によると、原子炉隔離時冷却系ポンプ室では当時、作業員がポンプの分解点検作業の準備をしていた。ポンプは、原子炉内に張った炉水の水位が何らかの理由で下がった場合に、緊急で補充するためのバックアップ用という。
同原発は2007年7月の中越沖地震の影響で全7基が運転停止している。
(2009年3月5日11時38分 スポーツ報知)
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