世界一周の航海を続けている英国の最新鋭豪華客船クイーン・ビクトリア(QV、90、000トン)が5日朝、長崎港(長崎市)に入港した。日本への寄港は初めて。
2007年12月就航のQVは、全長約294メートル、高さ約62メートル、幅約32メートル。長崎に上陸した乗客約2000人の大半は欧米人で、この日はグラバー園での茶会や着物の着付け体験など日本文化を楽しむオプショナルツアーが人気を集めた。
QVは約1000の客室とスポーツジム、図書館、カジノなどを備え、建造費は約3億ポンド(約420億円)。世界一周の料金は1人当たり2万—20万ドル程度という。
1月中旬に米ニューヨークを出港し、ハワイやオーストラリアなどを経由して長崎入り。今後はアジアや欧州を巡り、4月下旬に約100日の行程の世界一周を終える予定。
6日には、僚船のクイーン・メリー2も横浜に寄港する。
(2009年3月5日10時38分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090305-OHT1T00126.htm