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2009年03月04日(水) 19時22分

首相、定額給付金で消費要請 来週後半に追加経済対策指示東京新聞

 麻生太郎首相は4日、定額給付金などの財源を確保する2008年度第2次補正予算関連法が成立したことを受け「ぜひ給付金を使っていただき消費の拡大につなげてほしい」と国民に呼び掛けるコメントを発表した。首相は来週後半にも追加経済対策の策定を与党に指示する方針だ。

 全国の自治体に先駆け、北海道西興部、青森県西目屋両村が5日から給付金の支給を開始する。

 追加経済対策については、相続税を非課税にする無利子国債発行などの減税を含めた消費刺激策や雇用対策が中心となる見通しで、財政支出15兆−20兆円程度、事業規模100兆円超を想定。与党の検討を経て、政府は09年度補正予算案編成に着手する。

 首相は対策を早急に取りまとめ、4月2日にロンドンで開かれる第2回金融サミットで景気対策への取り組みをアピールする考え。補正予算案の国会提出は4月下旬−5月初めになるとみられ、審議が長引けば6月3日までの国会会期が延長される可能性もある。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030401000598.html