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2009年03月04日(水) 21時56分

司建物管理が破産手続き 負債790億円東京新聞

 不動産業の司建物管理(東京)は4日、東京地裁に自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けた。不動産市況が悪化する中、差し押さえなどで資金繰りが厳しくなった。負債総額は約790億円。

 東京商工リサーチなどによると、同社は1962年の設立。「ツカサ」ブランドで、短期賃貸マンションを首都圏を中心に展開。「ウィークリーマンション」の名称で話題を集めた。バブル崩壊後に経営が悪化。99年に「ウィークリーマンション」の営業権を別会社に譲渡していた。

 最近は、物件を所有者から転貸しする業態だったが、2月に債権者により売り上げの差し押さえを受け、行き詰まった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030401000805.html