【ニューヨーク3日共同】米調査会社オートデータが3日にまとめた2月の米新車販売台数(速報値)は、前年同月比41・4%減の約68万8900台と大きく減少した。このペースが1年間続いたとして換算すると、1981年12月以来、約27年ぶりの記録的な低水準という。前年割れは16カ月連続。自動車不況の深刻さが鮮明になった。
米最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は53・0%減と2カ月連続でほぼ半減となった。クライスラーも44・0%減となるなどビッグスリー(米大手3社)は急減。日本勢もトヨタ自動車が39・8%減、ホンダが38・0%減、日産自動車が37・1%減と大手3社がそろって4割近く落ち込んだ。
景気後退による個人消費の悪化や、金融危機による自動車ローンの低迷が響き、市場全体では5カ月連続で30%以上の大幅減となった。