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2009年03月04日(水) 01時34分

NY株、一時12年ぶり安値 米景気懸念で売り先行も東京新聞

 【ニューヨーク3日共同】3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、米景気の悪化懸念から一時、前日の安値を下回り、取引時間中としては1997年4月以来、ほぼ12年ぶりの安値水準となった。午前11時15分現在は、前日比20・07ドル安の6743・22ドル。ハイテク株主体のナスダック総合指数は2・99ポイント安の1319・86。

 ダウ平均は前日までの4営業日続落で計587ドル下げたことから、朝方は割安感が出た銘柄に買い注文が集まり、上げ幅は一時、80ドル超に達した。

 しかし同日発表の住宅関連の指標が悪化したことや、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が上院予算委員会の証言で米経済の厳しい現状認識を示したため、売り注文が優勢となる場面もあった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030301000946.html