【ベルリン4日共同】ドイツ西部ケルンで3日、6階建ての古文書館など複数のビルが突然、崩壊した。ケルン警察当局によると、数人が行方不明になっており確認を急いでいる。
ドイツ・メディアによると、同館は1970年代に建設。崩壊現場は広範囲にがれきの山となる一方で、大きな穴も開いた。付近では約1年前に地下鉄トンネル工事が行われていたとされ、同警察は事故との関連を調べている。
警察当局の調べでは、崩壊前に建物がきしむ大きな音がしたため、同館の従業員や訪問者らは避難した。ただ、隣接のアパートなどにいたとみられる数人の行方が不明という。
同館は、ドイツ国内の最大級の古文書館。10世紀以降のドイツ西部、北部の約6万5000点の貴重な史料などを所蔵している。