1人暮らしのお年寄りや高齢者だけの世帯が夜間に困った時、電話で相談を受けヘルパーを派遣して手助けする「高齢者あんしんコールセンター事業」を東京都が2009年度から実施する。
都内に28カ所ある夜間対応型の訪問介護事業所のうち、09年度は取りあえず2カ所前後の事業所にコールセンターを設置し、看護師などのオペレーターを配置。午後10時ごろから翌日の午前6時ごろまで電話による相談に応じる。
対象は周辺に住む在宅の独居高齢者や夜間に高齢者だけになる世帯で、事前の登録が必要。65歳以上であれば、要介護認定を受けていなくても利用できるという。
オペレーターは、自宅で急に体調が悪くなったり、けがをするなど即時訪問が必要な相談を受けると、コールセンターのある事業所からヘルパーらを派遣、緊急性があるときは119番する。
電球交換やごみ出しなど手軽な手助けの場合は、翌日以降にボランティアらに訪問してもらう。ヘルパーの派遣など、ケースによっては自己負担があるという。