秋田県大館市の県立大館高校で昨年9月、芸術部顧問の男性教諭(51)が同部の女子生徒(18)に「(メード服を着て)撮影しなければ単位をあげない」と言って、別の生徒に撮影させていたことが4日、分かった。
大館高校によると、教諭は昨年9月、部員らが写真コンクールに応募するための撮影のアイデアを相談中に、メード服を着用し撮影することを提案。女子生徒は撮影当日に断ったが、教諭に「(担当の)国語の評定をなくす」などと言われ、卒業できなくなることなどを心配、応じたという。
撮影時、教諭は会議があったため同席せず、女子生徒を含む女子部員3人で交互に衣装を身に着け、撮影したという。
同校の松下光夫校長は「指導管理の責任を感じる」とコメントした。