名古屋市瑞穂区の名古屋経済大高蔵高校で、男性教諭(26)が女子トイレの個室内にいた生徒をビデオカメラで盗撮しようとしたとして、2月28日付で懲戒解雇となっていたことが分かった。
同校によると、この教諭は2月上旬の昼休み中、トイレの個室に侵入し、女子生徒が入ってきた隣の個室に仕切り板の下からカメラを向けた。生徒がレンズに気づき声を上げ、トイレにいたほかの生徒数人が個室から出てきた教諭を取り押さえ、職員室に連れてきた。
教諭は同校の調べに「女子トイレに入ったら生徒たちの声が近づいてきたので、あわてて個室に入った。自暴自棄になって魔が差した」と盗撮を認めた。教諭は国語担当で、マルチメディア同好会の顧問だった。同校のほか系列の中学でも教えていた。
同校は処分を公表していなかった。竹内庸祠、水野敦之両副校長は「あってはならない不始末だが、騒ぎにしたくないという保護者側の感情を第一に考えて公表を控えてきた」と話している。
(中日新聞)