厚生労働省が27日に発表した1月の有効求人倍率で、山口県内は0.76倍だった。前月を0.13ポイント下回り、35年ぶりの大幅な下落。地域別では、ハローワーク防府管内(防府市・山口市徳地地区)の0.59倍が最も低かった。
山口労働局によると、0.13ポイントは、統計が残る1963年1月以降では、74年1月の0.28ポイントに次ぐ下げ幅。昨年12月と今年1月に県内で相次いだ非正規労働者の大幅な雇用削減で、求職者が増加したことが要因という。
新規の求職者数は8793人で、前月に比べて3072人(53.7%)増加した。新規の求人数は8434人で、355人増えたが、前年同月比で1937(18.7%)人減となった。
地域別では、12月末までに500人、1月末までに200人の派遣社員が雇い止めとなったマツダ防府工場の影響で、防府管内が0.20ポイント下落した。