中国電力がまとめた1月の販売電力量は計51億6700万キロワット時で、前年同月比8.5%減と5カ月連続で減った。世界的不況で製造業の減産が続いており、産業用の大口電力は27.3%減と過去最大の下げ幅になった。
契約電力500キロワット以上の大口電力は15億3100万キロワット時。過去最大の下げ幅だった昨年12月の17.5%減をさらに上回る落ち込みとなった。業種別では、鉄鋼が44.9%減、化学が34.0%減、自動車などの機械が27.6%減など。
家庭などの電灯は暖房需要が増加し、20億8800万キロワット時で5.2%増。商業やオフィスビルなど業務用も9億3600万キロワット時で1.8%増えた。