呉市は、定額給付金の口座振り込みを4月中旬に行うとの見通しを示した。給付総額は約38億7000万円になる見込み。27日の市議会定例会での質問などに答えた。
市の説明では、3月下旬に各世帯主などに申請書を送付。返送された申請書などを確認した後、金融機関の各口座に振り込む。口座のない人には6月1日から本庁舎と17の市民センターで現金給付する予定にしている。
申請書の送付と同時に市民からの相談を受ける窓口とコールセンターも設置する。コールセンターは8人体制、窓口は本庁舎と各市民センターで計42人が応対する。
市内の支給対象者は外国人も含めて約25万人。人件費や郵送料などの事務作業経費は約1億4500万円になる見込み。給付金と経費は、本年度一般会計補正予算案として追加で提案する。