「2009ひろしまフラワーフェスティバル」(FF)のシンボル「花の塔」のデザインが27日、決まった。公募の結果、今年の開催回数にちなんだ「33」を、羽ばたくハトとハートの形で表した広島市安佐南区の会社員坂本和正さん(33)の作品が選ばれた。
柔らかなタッチのハトとハートの背景には、輝く太陽を赤色で描写。平和の光が降り注ぐ感じを青、白、黄の3色が織りなす柱でイメージした。坂本さんは「不況で暗い世相の中、多くの人たちが明るい希望を塔から感じてほしい」と願う。
平和記念公園南側に設置する花の塔は、高さ8メートル、底面の直径9.1メートルの十二角すい。花約8000鉢でデザインを再現する。FFは5月3日から5日まで、広島市中区の平和大通りを中心に開催される。
【写真説明】温かさがにじむ坂本さんデザインのFF「花の塔」