ソマリア沖の海賊対策で、自衛隊法の海上警備行動に基づき、三月上旬にも派遣される予定の海上自衛隊員の家族らの不安を解消しようと、二十八日、海自側による説明会が広島県呉市の呉地方総監部で開かれた。
護衛艦「さざなみ」と「さみだれ」の乗組員や家族計約二百五十人が参加。海上幕僚監部の
総監部によると、派遣期間中はメールや電話で現地と連絡が可能。出席者によると、「いつ帰国できるのか」と質問が出され、海自側は「三—四カ月ぐらいではないか」と答えたという。
さざなみ乗組員の妻(25)は「説明を聞いて少しは安心した。あとはなるようにしかならないでしょう」と話した。