錦帯橋の歴史や構造、魅力を市民や観光客に伝えようと、岩国市は3月7日から、模型の組み立て体験をメーンに、平成の架け替え前の用材や大工道具などを特別公開する「錦帯橋匠の技」を開く。会場は、架け替えの際に用材を保管した関戸倉庫を使う。2009年3—5月と10—11月に限定して公開。3月は週末だけで、他の期間は予約がいる。
組み立て模型は、五橋の中央アーチで5分の1の大きさ。長さ7.3メートル、高さ1.2メートル、幅90センチ。これまで半橋分しかなかったが、「匠の技」に合わせ一橋分にした。05年9月の台風14号で流された錦帯橋の橋杭(きょうぐい)を231個の部品として使い、錦帯橋を組み立てる。子どもに限って最上部に乗って記念撮影ができる。
模型は28日と1日に吉香公園である「岩国錦帯橋まるごと食フェスタ」で先行公開する。
【写真説明】組み立てが進む錦帯橋の模型