キヤノン関連施設工事の受注をめぐる脱税事件で、
関係者によると、現在の逮捕容疑となっているグループ会社「ライトブラック」(同)による約二億九千万円の脱税を含め、免れた法人税は計約十億円とされ、大賀容疑者はすべて大筋で認めている。
新たに脱税の疑いが持たれているのは、大光と、グループの内装工事会社「
関係者はライト社のケースと同様、キヤノンが発注した大分市内の工場や大分県土地開発公社発注の工場用地造成工事などを受注できるよう仲介した鹿島から、謝礼として裏金を含む手数料を受領したとしている。
一連の脱税工作は大賀容疑者が主導し、隠した所得の多くは自分や親族の名義でキヤノンを中心に複数銘柄の株購入資金に充てたとされる。
事件では十三人が逮捕され、うち大光の元取締役の元大分県議会議長(80)ら三人は処分保留で釈放された。